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2005.07.10

目を見れば解かる。

土曜日は会社の全体ミーティング&部会の日でした。

その中でちょっとした研修ということで「傾聴法」というディスカッションの訓練みたいなことをしました。

二人組を作って片方は聞き手、片方は話し手になり、テーマを決めてお話をします。
話し手のテーマは、楽しかったことや困ったことなどの、話す内容。
聞き手のテーマは、相手を否定したり同意して相槌を打つなどの、聞き方。

最初、あまりこの手法を理解していなかったので、話し手になった知里は聞き手が「相手の話を無視する」というテーマに沿って行動していることに気付かず、相当戸惑いました。(手法の実践という意味では成功)

あとで相手の人から「殴られるかと思った」と言われました。


それから役割を替えてお話しを何度か繰り返すのですが、知里はどうにも「テーマに沿った聞き方」が出来ません。常に相手を肯定しつつ単なる聞き役のようになってしまいました。

この研修の模範的なまとめは「話し方だけでなく、聞き方次第でコミュニケーションの難度は変わる」だと思うのですけど、相手にとっては聞き方が変わらなかったわけで、とても申し訳ないことをしました。あうぅ。


今回分かったことは二つ。
・苛立ちの気持ちが必要以上に顔に出る。
・話を聞く上で演技ができない。




帰り道、終電に乗りました。
終電なのでとても混雑していて、ドア付近にはとても居られなかったので人を掻き分けて奥のほうに進みました。
すると丁度一人立てるくらいのスペースが空いていたのですが、それは座席に座っている人が足組んでいて前に誰も立てなかったからでした。

わたしは少しでも空いている所に立ちたかったので、その人に呼びかけました。
「足組まないでもらえますか?」

その人は携帯電話をいじっててこちらに意識を向けていません。普段なら即攻撃モードに切り替わっているところですが、そのときは何故か穏やかに続けることができました。

組んでいる足を手で揺すって、
「にいさんにいさん、足組むの止めてもらえませんか?」

そのにいさんは多分わたしよりも年下なのだけど腕とか太くって強面なひとで、こちらをちょっと睨みながらも、渋々足組むのを止めてくれました。

相手に気持ちを伝えることが出来、望みを叶えてもらえたのが嬉しかったのでわたしはにいさんにお礼を言いました。
「どうもありがとうございます」

その後何事も無く、電車に揺られて家まで帰り着きました。


うーん、研修の成果が生かせているかしら。
少しでも穏やかに話せていたのならいいなと思います。

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コメント

 お久しぶりでございます。
 知里さん、素敵ですわ。最近は電車で話しかけて、いさかいになるという話が聞かれて、多くの人は面倒を避けて、マナー違反でも放っておくことが多いでしょう。
 でも、それは「注意して」といいますか、説教をしようとしているからいざこざになるのではないのかな、と思いました。「私はマナー違反を注意している。だから、この人に対しては上の立場にいてもよいんだ」という考えをもったまま話しかけると、その思いが知らず知らずのうちに、顔や態度に出てしまい、感情的な争いになるのでしょう。
 知里さんがなさったように、穏やかでいようと心がけて話をすれば、非言語コミュニケーション媒体(表情や態度)もその影響を受けて、穏やかになるでしょうし、その振る舞いがまた、さらに心を穏やかにしていくのではないのかなーと思ったわけでございます。

投稿: 桜濱 | 2005.07.10 13:45

昨晩はほんと、奇跡的に穏やかに話しかけることが出来たんですよ。いつもなら桜濱さんのおっしゃるように「この人に対しては上の立場にいてもよいんだ」て気持ちになっていますから。(--;

思い返してみると、いつもはまず論理武装してから口を開くのに考えるより先に喋ってたなぁとか、身体も心も疲れてたので攻撃性が弱まってたのかもとか、色々な要因が重なったようにも思います。

どんなにマナーに反することでも、きっと当人にとっては「怒られるようなこと」じゃあないんですよね。それを叱り付けても相当な威力差がない限り従いっこありませんし、よくある「あのおじちゃんが怒ってるから騒いではダメよ」ていう間違ったしつけ方と同じになってしまいますよね。

相手との円滑なコミュニケーションの為、そして何より自分の平安の為に、これからも穏やかで居られるように心がけてみます。

投稿: 来栖川知里 | 2005.07.11 00:20

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